※ここで紹介する取り付け方法はMTS DcoderII(55021)を簡単に装着できる”Direct Interface”を持つタイプです。
”Direct Interface”を持つ汽車は、本体底面にのマークがあります。
LGB125周年記念のクラウス(EPL 125th Anniversary Stainz Steam Loco(26211))にMTS用デコーダーを組み込みました。そこで、分解とデコーダー装着の方法を撮影しましたので、記録として紹介します。
1 ギアボックスをはずします。(このページ下部にある「クラウスのスモークジェネレーター(煙発生装置)の交換」を見て下さい」
※シャーシーとギアボックスを繋ぐケーブルは、ギアボックス側のコネクターを引き抜いておきます。
2 スモークジェネレーターのコード2本をはずします。
外す前
外した後
3 煙突の下にある六角形のナットを、シャーシー下部からはずします。そして、煙突を引き抜きます。
4 コントロールロッドホルダーを留めているねじ(一つ)を外し、コントロールロッドホルダーを外します。(左右両側にありますので)両方を外します)
5 乗員室の下にある、シャーシーを留めているねじ4個(左右2個ずつ)を外します。
6 シャーシーの前方下部にある板を外します。4本のパイプ状の部品(左右2本ずつ)が刺さっていますので引き抜くと板が外れます。
7 漏斗(ろうと).状の部品をボイラーから引き抜いて外します。
8 シャーシーをボイラーと乗員室から外します。(乗務員の人形が引っかかる場合は、あらかじめ外しておくといいです。)
9 おもりを乗員室から外します。
10 乗員室の前とボイラーの上部に垂直に取り付けられているパイプを外します。
11 ボイラーを乗務員室から滑らせるようにして外します.。
12 ボイラー横にあるコンプレッサーを留めているねじ1本を外します。そして、コンプレッサーを外します。
13 ボイラー後部を両側に広げるよにして、ボイラー下の板を外します。
14 ボイラーのおもりを留めている2つのねじをはずします。そして、ボイラーのおもりを外します。
15 デコーダーをピンの位置に気をつけて差し込みます。4本のワイヤーは必要ないので切断しておきます。
MTS Decoder II(ワイヤー切断前)
横から見たところ
装着後
注意 クラウス本体の基盤もいろいろあります。私の場合、2台のクラウスを所有しており、どちらもMTS DcoderII(55021)を簡単に装着できる”Direct Interface”を持つタイプですが、2種類の基盤がありました。
(1) ”Direct Interface”に何も装着されておらず、汽車本体の基盤にあるデジタルとアナログを切り替えるディップスイッチを持つもの(ディップスイッチをオフにする必要があります。)
(2) デコーダーでない基盤があらかじめ装着されており、基盤に、「to install decoder cut 2 wires」という表示があるもの。(2本のワイヤーを切り、基盤を引き抜いた上、デコーダーを装着します。ディップスイッチはありませんでした)
上記(2)のケースで、デコーダーでない基盤があらかじめ装着されており、シールに「to install decoder cut 2 wires」という表示があります。
16 逆順に組み立て、もとに戻します。
注意1 組み立てる際に、コードの取り回しに注意して下さい。パーツの間に挟み込んだりすると、傷をつけたり、最悪断線してしまいます。
注意2 各パーツには弱いものもあり、曲がったり、割れたりする場合があります。
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